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こけらぶき屋根、20年ぶりにふき替え 那智山青岸渡寺

 「西国33カ所巡り」第1番札所、那智勝浦町の那智山青岸渡寺本堂(国指定重要文化財)の「こけらぶき」屋根(1033平方メートル)が20年ぶりにふき替えられた。9月に落慶法要をする予定。


 こけらぶきは、1590年に豊臣秀吉が本堂を再建した際に用いられた、薄いスギ板をずらして重ねる工法。ふき替え工事は2期に分かれて行われた。建物の前面部は昨年8月から12月まで行い、背面と側面部分を今年3月下旬に着工、完了までに3カ月かけた。総工費は約1億4000万円(うち約3500万円が国・県補助)。

 2004年7月の台風で、近くのスギが屋根の前面部分に倒れ、十数カ所に穴を開けた。雨漏りなどがするため、ふき替えが必要となった。側面と背面は無事だったが、屋根全体の色合いが異なり、世界遺産らしい外観が保てないため、全面ふき替えた。

 高木亮享住職は「世界遺産らしい姿に戻った。これからも大切に守り続けていく」と話した。


写真【ふき替えが完了した那智山青岸渡寺本堂(那智勝浦町で)】

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