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「湯登」体験ツアー発売 子への思い木箱に封印

 和歌山県の田辺市熊野ツーリズムビューローは、熊野本宮大社(同市本宮町)の例大祭で、父親が稚児を肩車して練り歩き、成長を祈る「湯登(ゆのぼり)神事」を疑似体験するツアーを6月2日から発売する。参加者には思い出の品や子どもへのメッセージを木箱に封印し、子どもが20歳になる年、本宮町で開封してもらう。

 ツアー「平成のタイムカプセル(湯の峰温泉1泊2日)」は、「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録10周年を機に、湯登神事を全国に発信し、熊野で親子の絆を育んでもらおうと市が企画した。木箱を見るたびに熊野を思い出し、人生の節目ごとに訪れてもらいたいという。

 1日目は世界遺産熊野本宮館で紀州材のもみの木で作った木箱を受け取り、湯の峰温泉の旅館や民宿に宿泊する。2日目はつぼ湯などで湯ごりした後、語り部とともに本宮大社まで熊野古道「大日越」(約3・5キロ)を歩く。大社で祈祷(きとう)を受け、木箱を封印。木箱は各自で保管し、子どもが20歳になる年、本宮大社で開封する。

 ツアーは通年。毎月1〜2日、毎月第3土曜〜日曜に実施する。開始月の7月のみ世界遺産登録10周年事業として、5〜6日に行う。

 定員は1日5組まで。1組は3人以上。対象は2、3歳の子どもとその家族、友人など。幼児を背負う「うま」が1人、木箱を持つのに1人以上必要。神事は男児のみだが、体験は性別を問わない。

 料金は民宿プランが大人2万円、小学生以下1万3千円。旅館プランは大人2万5千円、小学生以下1万8千円。開始の7月5〜6日は半額。体験用の衣装や木箱は料金に含まれる。宿泊施設ごとの独自サービスや朝食時の温泉粥の提供がある。交通費別。

 応募は実施日の14日前までに、田辺市熊野ツーリズムビューローの運営する予約サイト「熊野トラベル」またはビューローなどに設置した申込用紙をファクスで送信する。

 問い合わせは田辺市熊野ツーリズムビューロー(0739・26・9025)。


写真木箱には思い出の品やメッセージを入れて封印する

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