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世界遺産登録10周年 各地で記念事業 和歌山県

 「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産登録10周年を迎えるのを記念し、和歌山県などがさまざまな事業を企画している。サミットやフォーラムで、あらためて、登録地の魅力をPRする。

 那智勝浦町では体育文化会館アリーナで7月8日、10周年記念祭がある。県主催。前文化庁長官で、平泉や富士山の世界遺産登録に携わった近藤誠一さんが記念講演する。故五代目桂文枝の創作落語「熊野詣で」について、熊野三山協議会幹事の山本殖生さんが解説し、新宮市の鈴木俊朗経済部長が「熊野(ゆや)亭雲助」の名で落語を演じる。落語に登場する「山祝い餅」の配布もある。会場内では和歌山デスティネーションキャンペーン(DC)で実施する写真展「岡本太郎が見た熊野」の一部を公開する。

 高野町の高野山大学では9月29、30日に「全国世界遺産観光地サミット」がある。主催は県DC推進協議会。

 国内の世界遺産所在地域の関係者が参加。元テレビアナウンサーで「世界遺産研究家」の久保美智代さんらが講演する。分科会やパネル討論、功労表彰などがある。

 また、9月から12月にかけ、土の補充や清掃活動などの保全活動と散策を組み合わせた「環境保全トレッキング」(県主催)がある。

 9月20日は高野山町石道、10月11日は中辺路の本宮エリア、11月15日は中辺路那智勝浦エリア、12月6日は紀伊路を歩く。定員は町石道は120人で、ほかは各160人。それぞれ2カ月前から参加募集を開始したいという。

 県外でも2カ所で記念フォーラムを開く。和歌山、奈良、三重県の連携事業。東京都のWTCコンファレンスセンターでは7月7日、各県知事が世界遺産について語り合う。世界遺産「ナスカの地上絵」の研究の第一人者でタレントの楠田枝里子さんが司会。フォーラムは名古屋市の中日パレスでも7月31日にあり、世界遺産地域やパワースポットを巡っているエッセイストたかのてるこさんの司会で知事ら3県関係者が話をする。

 いずれのフォーラムでも、3県関係者や参加者との交流会があり、各県の特産を使った料理や地元飲み物を紹介する。

 市町村事業では、田辺市が7月5、6日に同市熊野本宮館で記念式典や講演、パネル展などを開く。新宮市は11月上旬に神倉神社などでイルミネーション・ライトアップ事業をする。


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