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「地元の誇り、後世に」 那智勝浦で記念祭 世界遺産登録10周年

 「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録10周年の記念祭(県主催)が8日、和歌山県那智勝浦町天満の体育文化会館であった。地元の市野々、勝浦両小学校の児童たちがメッセージを披露したほか、前文化庁長官の近藤誠一さんが世界遺産をテーマに講演し、「地元の誇りを後世に伝えてほしい」と呼び掛けた。

 世界遺産の価値や魅力を再認識し、地域の活性化につなげるきっかけになればと企画した。約700人が来場した。

 仁坂吉伸知事が「先人が築き上げた宝を守るために保全活動を続けてきた。多くの人が来るようになり、知名度も高まった。これからももてなしの心をもっと高めないといけない」とあいさつ。

 市野々小学校の5、6年生14人が伝統の祭り「那智の火祭り」について紹介。勝浦小学校の6年生54人はガイドマップやビン玉作りなどをした活動を紹介するとともに、自分たちで創作した歌とダンスを元気いっぱいに披露した。

 熊野を題材にした落語の披露もあった。演目は故・五代目桂文枝さんが熊野三山協議会とともに創作した「熊野詣」。「熊野亭雲助」の高座名で活動する新宮市経済観光部長の鈴木俊朗さん(59)が演じ、来場者を楽しませた。

 熊野詣でについては熊野三山協議会幹事の山本殖生さん(65)が解説した。

 近藤さんは、ユネスコ日本政府代表部特命全権大使やユネスコ世界遺産委員会日本代表委員を務め、平泉や富士山の世界遺産登録に貢献した経験から、「世界遺産のこれから」と題し講演した。


写真【創作ダンスを披露する勝浦小学校6年生(8日、和歌山県那智勝浦町天満で)】

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