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熊野古道観光で意見交換 語り部団体と田辺市長

 「田辺市語り部・ガイド団体等連絡協議会」(10団体、会員237人)は20日、真砂充敏市長と中辺路コミュニティーセンター(田辺市中辺路町栗栖川)で熊野古道の観光をテーマに懇談した。初めての試み。

 懇談会には7団体の代表ら約20人が出席。「保全と活用について立場を超えた共通認識が必要」「外国人客の客層を広げることが大事」といった提案、「トイレの整備」や「危険箇所の改善」などの要望が出た。

 保全と活用では「道の世界遺産は他と異なる。過剰な管理で地元がそっぽを向いたら維持できない。道として生きる管理を考えなければいけない」「古道沿いの集落の疲弊が課題。そこでなりわいを得る人がいてこそ保全が成り立つ。古道を考えることは、地元全体を考えるきっかけになる」などの意見が出た。

 また「外国人客が増加しているが、ガイドを雇ってくれる上質な観光客へと客層を広げたい。宣伝戦略の転換が必要」「地元の人にもっと古道の楽しみを知ってもらいたい」「中学校で進めている英語語り部の試みは画期的」との声もあった。

 真砂市長は「保全と活用についての共通認識は一番大事」「質の高い観光地を目指している」などと回答。「語り部があってこそ、観光の幅が広がる。今後もこうした懇談の場を持ちたい」と話した。


写真【田辺市語り部・ガイド団体等連絡協議会との懇談会であいさつする真砂充敏市長(和歌山県田辺市中辺路町栗栖川で)】

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