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世界遺産10周年を記念した大型観光企画がスタート

 和歌山県やJR6社、市町村、観光関係団体による、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録10周年を記念した大型観光企画「和歌山デスティネーションキャンペーン」(和歌山DC)が14日、始まった。12月13日まで和歌山DC期間中、熊野古道ウオークなどさまざまな催しがある。


 白浜町では正午すぎ、JR白浜駅に和歌山DC推進協議会長の仁坂吉伸知事ら関係者を乗せた特急列車が到着すると、同町の観光関係者が出迎え、フラダンスを披露。白良浜海水浴場では、町の観光関係者らが「おもてなし宣言」をした後、県出身の女優岡本玲さんが開幕を宣言する号砲を鳴らした。引き続き、特設ステージでは歌手稲垣潤一のコンサートがあった。14日夕方から夜にかけては、フラダンス大会やキャンドルイルミネーション、メッセージ花火を予定。午後7時半から同町の名勝・円月島のライトアップがある。ライトアップは15日、20日、27日、10月4日、11日の計6回ある。

 田辺市湊のJR紀伊田辺駅では14日午前、特急くろしおから降りた乗客を平安衣装姿の女性たちが歓迎。梅干しを手渡して田辺の魅力をアピールした。

 キャンペーン初日を記念し、田辺市がおもてなしとして実施した。出迎えたのは市職員の三栖摩耶さん(36)、東美寿穂さん(29)。2人は「ようこそ田辺市へ」と笑顔で、個包装の南高梅や観光パンフレット入りの袋を手渡した。ゆるキャラ「たなべぇ」の着ぐるみも出迎え、記念撮影に応え、愛嬌(あいきょう)を振りまいた。

 兵庫県の会社員福原夏実さん(26)は「高校時代の同級生4人で熊野古道を歩きに来た。山歩きが好きなので、風景を楽しみながら初めての田辺市を満喫したい」と笑顔をみせた。

■「和み旅」PR 体験や食のイベント

 和歌山DCは「和み、和らぐ。和歌山からはじまる旅。」をキャッチフレーズに、県内全域を「聖地」「道」「温泉」「食」「歴史」など九つのカテゴリーに分けた「和み旅」をPRする。県内でDCが開かれるのは「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録された2004年以来10年ぶり。期間中は土日曜を中心に、150回以上にわたり熊野古道などを歩く「1万人のウオーク&トレッキング」がある。高野山と熊野三山(熊野本宮大社、熊野那智大社、熊野速玉大社)では、人気アーティストによるコンサート。神社仏閣では秘宝が特別公開される。

 JR和歌山駅や紀伊勝浦駅、特急「くろしお」の車内などでは、NHKの朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」で食に関わるシーンを手掛けたフードスタイリスト飯島奈美さんプロデュースの「特別駅弁」が販売され、白浜町などの県内11宿泊施設では飯島さんが手掛けた「宿ごはん」が提供される。

 期間中、串本駅―新宮駅間ではラッピング列車「ハローキティ和歌山号」、大阪駅―新宮駅間では団体客限定の寝台特急「トワイライトエクスプレス」が走る。

 県観光振興課によると、14年中の県内への観光客数は、DCの効果で昨年より266万8千人多い3288万2千人を目標にしている。14年の観光消費額は2429億円を目標にしており、紀伊半島大水害で観光客数が落ち込む前の10年よりも188億円高い。


写真白浜駅で観光客を出迎えるゆるキャラ(14日、和歌山県白浜町堅田で)

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