AGARAKiiLifeみかんKiiSearch

古座街道ツアー始まる 旅行会社の企画では初

 和歌山県の上富田町と串本町をつなぐ内陸の古道「古座街道」(約80キロ)を踏破するツアーの第1回が、22日にあった。旅行会社の企画では初めてのツアー。京阪神から27人が参加し、上富田町内の街道を歩き、名所を巡った。

 全国の街道を巡るツアーを数多く企画している朝日旅行(大阪市)が企画した。来年3月まで6回に分け、日帰りや1泊2日で巡る。

 第1回のコースは上富田町朝来のJR朝来駅から同町生馬の鳥渕神社までの約7キロ。参加した27人は60代から80代の男女で、うち半分ほどは街道巡りが好きな人だという。

 参加者はバスで到着。上富田町の小出隆道町長も出迎え、町からミカンと梅をプレゼントした。

 紀南の住民団体「熊野古道大辺路刈り開き隊」の稲田溥明さん(74)=白浜町堅田=と小倉悦子さん(64)=上富田町岩崎=の案内で2班に分かれて出発し、朝来にある櫟原(いちはら)神社や円鏡寺、生馬にある観音寺(さつき寺)や地主神社などを巡った。櫟原神社では明治の大水害で流されてきて、納札所として利用されている大きな空洞のあるクスノキを見たほか、円鏡寺では江戸後期に紀州藩の悪政に反抗して立ち上がった三兵衛の墓、四国八十八カ所霊場を遙拝する碑を訪ねた。

 大津市から訪れた60代女性は「中辺路や大辺路街道は歩いたことはあるが、古座街道は初めて。『街道をゆく』で知ってはいた。全国にある街道を巡っているが、ほとんどが舗装道。ここは自然のままで残っているので歩くのが楽しみ」と話した。6回とも参加する予定だという。


写真櫟原神社を参拝するツアーの参加者(22日、和歌山県上富田町朝来で)

更新)