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紀南のジオラマを観光センター展示 田辺高校生が作製

 田辺高校(和歌山県田辺市学園)の1年E組(40人)が作製した紀伊半島南部のジオラマ(立体模型)が紀伊田辺駅隣の市観光センター(同市湊)案内所に展示されている。生徒らは「観光客に利用してもらえればうれしい」と話している。

 ジオラマは横約150センチ、縦約90センチ。5万分の1の地形図を基に作製し、高さは2万分の1で再現している。広葉樹林や針葉樹林、梅林、畑などの分布も忠実に色分け。熊野古道や王子跡、温泉、山や河川の場所なども示している。外国人にも分かりやすいよう、地名は日本語と英語を併記している。

 センターで案内業務を担当する市熊野ツーリズムビューローから「熊野古道を訪れる外国人観光客が増えているが、地形を説明しづらい」という声を聞き、製作を決めた。1カ月間、放課後や土日曜を利用して取り組んだ。9月の学校文化祭で展示し、コンクールで最優秀賞を獲得した。

 ジオラマは案内所中央に設置。26日に除幕式があり、生徒の代表5人と展示台を提供した同市本町の保険代理店会長、稲田静雄さん(66)、市の那須久男産業部長らが出席した。

 田辺高校1年生の前田亘輝君は「材料費や展示台を提供してくださった稲田さん、機会を与えてくださったみなさんに感謝します」、同校の卒業生でもある稲田さんは「私どもの保険代理店が創業60周年を迎え、何か地域貢献をと考えていた。熊野古道の世界遺産登録10周年に当たる年でもあり光栄」とあいさつした。

 那須部長は「熊野古道をパンフレットで説明しても、高低差や山の奥深さを伝えにくかった。ジオラマでならより実感してもらえると思う」と感謝した。


写真田辺市観光センターで展示している紀南地方のジオラマを囲む稲田静雄さん(左)や田辺高校生徒ら=和歌山県田辺市湊で

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