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熊野古道の史跡紹介 熊野本宮館で大上さんの写真展

 熊野古道を30年以上撮影している写真愛好者の公務員、大上敬史さん(55)=和歌山県海南市=の写真展「熊野ふるみち 安珍の足跡」が、田辺市本宮町本宮の世界遺産熊野本宮館で開かれている。地元での聞き取りを重ねた上で各史跡の姿を表現しており、大上さんは「過去と現在、未来をつなげる古道の魅力を伝えたい」と話している。10日まで。無料。

 大上さんは高校時代、写真部に入ったのがきっかけでカメラを趣味にした。23歳から熊野古道の撮影をライフワークにしている。現地の語り部や古老から伝承を聞いたり史料を読み解いたりし、現地撮影は800回を超える。

 今回は安珍清姫物語にまつわる作品など約50点を展示。道成寺や清姫淵のほか小栗判官伝説にまつわる史跡も紹介。熊野詣での一行が船でたどり着いた大阪市の八軒家浜から、県北部の史跡もある。英訳した史跡の紹介文も付け、古道の見どころを独自の表現で伝えている。

 大上さんは「聖地熊野での写真展は念願で、登録10周年のタイミングしかないと思っていた。撮影に10年かかった伏拝王子の虹の作品もあり、多くの人に見てもらいたい」と話している。


写真安珍にまつわる史跡などの作品が並ぶ(和歌山県田辺市本宮町本宮で)

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