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おもてなし意識向上へ JR田辺、白浜駅の社員が熊野古道歩く

 和歌山県のJR紀伊田辺駅と白浜駅の社員14人が4日、田辺市中辺路町の熊野古道で「おもてなし力」向上のための研修をした。世界遺産の古道を歩き、文化財としての魅力を学んだ。

 観光立県を目指す県は、県内のさまざまな観光関連業者におもてなしの意識向上を働き掛けている。JRもそれを表明する「おもてなし宣言」をしており、紀南の玄関口である田辺、白浜両駅は2013年から社員の研修を続けている。今回が5回目。前回に続き白浜町の住民団体「熊野人倶楽部」の浜田八洲男代表(71)と小倉悦子さん(64)がガイドをした。

 社員は案内所の熊野古道館で浜田代表らから古道の説明を聞き、熊野三山の聖域の始まりといわれる「滝尻王子」を出発した。途中、王子社や藤原秀衡にまつわる伝説が残る「乳岩」、古道沿いに現存する神社の中で最古だという「高原熊野神社」など、約2時間半かけて巡った。

 田辺駅の小山等駅長は「体験しないと魅力が分からず、観光客にも説明できないと思って始めた。古道は自分の足でしか行けず、ぜいたくな体験型の観光。私たちはそれを手助けできればと思う。今後、別の区間でも研修したい」と話した。


写真熊野古道で研修するJR紀伊田辺駅、白浜駅の社員(4日、和歌山県田辺市中辺路町で)

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