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秀衡桜、熊野古道彩る

 和歌山県田辺市中辺路町野中の熊野古道沿いに植わっているサクラ「秀衡桜」が満開となり、古道を歩く人たちを楽しませている。遅咲きのサクラで知られ、今年は平年より1週間ほど早い。来週初めまで楽しめるとみられる。

 「野中の一方杉」で知られる継桜王子社の近くにあり、平安末期の奥州の武将、藤原秀衡の子にまつわる伝説から名が付けられた。王子社前に植わっていた初代から800年以上の歴史があるという。今のサクラは2011年11月に倒れた4代目の根元付近から伸びて成長した。幹回り約90センチ、高さは約8メートルで、樹齢約120年の4代目から引き継ぐ5代目として大事にされている。

 地元の女性(63)によると、今年は今週初めから咲き始め、9日に一気に花びらを広げたという。「いつもの年ならほかのサクラが散った後に見頃を迎えるが、今年は一緒にめでることができる」

 印南町島田の堂ケ原小弓さん(53)は「見るのを楽しみにしていた。山とのコントラストがよく、落ち着いて味わえる」と喜んだ。


写真満開となった秀衡桜。熊野古道を歩く人たちを楽しませている(11日、和歌山県田辺市中辺路町野中で)

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