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熊野古道を道普請 有機農家「田辺印の会」

 和歌山県田辺市で有機栽培に取り組む農家グループ「田辺印の会」(前田謙会長)がこのほど、同市の熊野古道「潮見峠越」で道普請をした。会では初めての取り組みで、今後も続けていきたいという。

 農業の振興につなげようと、2008年、溝口博一・前会長(66)が仲間と「JA紀南有機食材生産研究会」と「田辺印ゆうきの会」を設立し、化学肥料や化学農薬を使わない有機栽培と販売に取り組んできた。昨年12月、両会を「田辺印の会」として統一。会長も代わった。

 メンバー15人のうち半数以上は、潮見峠越のルートが通る長野や上野地区で農業を営み、会のキャッチフレーズを「熊野古道のオーガニック(有機)」とうたっていることもあり、会の活動として道普請をしていくことにした。

 地元の人の高齢化などで手入れが行き届きにくい捻木の杉から潮見峠までの間約2キロを活動区間とする。毎年、5月の連休前と7月ごろ、9月ごろの計3回する計画にしている。

 この日は女性も含む13人が参加。汗を流しながら、道沿いに伸びた雑草を刈り取ったり、斜面から崩れてきた石や枯れ木を取り除いたりした。前田会長(60)は「こういう活動を通して会員の団結力も深まると思うし、メンバーの中には初めて来たという人もいたので地元を知る良い機会にもなる。助け合いながら続けていきたい」と話した。


写真熊野古道で道普請する「田辺印の会」のメンバー(和歌山県田辺市中辺路町で)

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