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スペイン・ガリシア州と友好強化の覚え書き 和歌山県

 世界遺産の巡礼道を有する和歌山県とスペイン・ガリシア州は、姉妹道を通じて育んできた友好関係をさらに強化し、教育、経済、文化を柱に交流を深めようと、覚書を交わした。3年前には交流促進について覚書を交わしているが、それを具体化させた。


 仁坂吉伸知事や前芝雅嗣県議会議長ら一行が11〜18日の日程で、トルコとスペインを訪問。スペインには14日に入った。

 一行は15日に州政府迎賓館で、州のアルベルト・ヌニェス・フェイホー首相と会談した。県の熊野古道と州のサンティアゴへの道はいずれも世界遺産の巡礼道であることから、県と州は1998年に姉妹道提携。2012年には観光分野を中心にした交流促進の覚書を交わしていた。仁坂知事は「県と州の交流は成熟してきており、交流の裾野を次世代につなげたい。観光分野をはじめとする経済交流を積極的に実施したい」と提案。フェイホー首相は「和歌山は古い大切な友人。世界に二つしかない巡礼道の世界遺産がある、類を見ない大変高尚な関係と考える。引き続き良好な関係を継続し、深めたい」と快諾。互いに覚書に調印した。

 11月に田辺市で開く「第2回世界遺産サミット」で州の観光局長が講演すること、来年1月にスペイン・マドリードで開催予定の「旅行博」で共同PRすることでも合意した。さらに、農業や食品、商業、人材育成などの分野でも協力することを決めた。

 教育分野については、同日、仁坂知事と和歌山大学の山田良治副学長がサンティアゴ・デ・コンポステーラ大学のフアン・ビアーニョ・レイ学長を訪ね、観光学センター同士の交流を深める覚書を結んだ。コンポステーラ大学には観光学センターがあり、和歌山大学は来年4月、国立大初の国際観光学センターを設置する予定。センター同士で「巡礼道」をキーワードにした観光学の共同研究や教員・学生の交換留学を活発に進める。

 和歌山県がメーンゲストとして招かれた巡礼道フォーラムでは、仁坂知事や国際熊野学会の山本殖生常任委員、和歌山大学観光学部の加藤久美教授が熊野古道の精神文化や自然、歴史などを講演。県と田辺市がブースを設置し、県や熊野のPRもした。


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