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古座街道で復旧作業 大辺路刈り開き隊

 熊野古道の保全や復元に取り組む「熊野古道大辺路刈り開き隊」(上野一夫代表)は、崩土で通れなかったすさみ町佐本地域の古道「古座街道」で復旧作業をした。

 古道が通る山の斜面が延長約15メートル、高さ約30メートルにわたって崩れているのを地元の桜井明さん(67)が7月下旬に確認し、町に知らせた。町は看板を立てて注意を促していた。回り道はなかった。

 これを受け今月中旬、刈り開き隊のメンバーら8人が出て、一部の土砂を取り除いて道を造り、歩けるようにした。約4時間かけての作業で、土砂が崩れにくいようにと「土留め」として丸太2本の設置もした。

 同じ場所で約2年前にも崩土があり、地元住民が復旧した。今回も完全な復旧ではなく、上野代表は「とりあえずは歩けるだろう。再度崩れることがあれば、また復旧したい」と話している。

 古座街道は旅行会社の企画などで、歩く人が増えている。年明けに旅行会社のツアーが予定されている。

 刈り開き隊は9月下旬にも、登山愛好者団体「田辺アルコウ会」と一緒に古座街道の上富田町生馬鳥渕―白浜町宇津木間の「宇津木坂」で、新たな道の刈り開きをした。計10人が出て、約30メートルにわたって倒木を取り除いたり、草を刈ったりした。階段や橋も造り、通りやすくした。


写真【崩れた古道を復旧させる熊野古道大辺路刈り開き隊のメンバー(和歌山県すさみ町で)】

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