AGARAKiiLifeみかんKiiSearch

世界遺産を生かせ 田辺市、追加登録見据え基本計画

 「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録10年を機に、和歌山県田辺市は「世界遺産等を生かした魅力あるまちづくり基本計画」を作る。これまでの世界遺産関係の取り組みの検証、来夏の追加登録を見据えた市街地の活性化が狙い。2016年度中の策定を目指す。

 04年の世界遺産登録後、市内の熊野古道の関係地域では首都圏、海外からの観光客が増加している。一方で、登録資産のない市街地は伸び悩んでいる。

 田辺市は、闘鶏神社▽赤木越▽北郡越▽長尾坂▽潮見峠越の5カ所の世界遺産追加登録を目指している。計画には市街地にある闘鶏神社を核とした観光振興策を盛り込みたいという。

 市によると、14年の市全体の外国人宿泊客は1万1852人で、04年から8・4倍増。本宮町は6881人で、全宿泊客に占める外国人の割合は5・8%、中辺路町は3513人で25・2%を占める。

 一方で、旧田辺市の外国人宿泊客は04年から1・5倍増の1107人、全体の0・4%にとどまっている。JR紀伊田辺駅横の市観光センターの外国人利用者は14年度に3798人だったのが、15年度は9月末までに3334人。来訪者は増えているだけに、いかに長く滞在してもらえるかが課題となっている。

 市は、計画作りのため、各種団体から選出した委員と公募委員による委員会を設置する。

委員を公募

 田辺市は30日まで公募委員2人程度を募集している。対象は20歳以上の市内在住者または勤務者で、年に数回程度の会議出席などが条件。

 希望者は「世界遺産を核とした魅力あるまちづくり」をテーマに400字程度の小論文に、略歴(氏名、年齢、住所、電話番号、職業)を添えて、市観光振興課(郵便番号646―8545 田辺市新屋敷町1)へ。問い合わせも同課(0739・26・9929)。



更新)