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熊野古道とサンティアゴ 2つの巡礼達成で証明書

 和歌山県田辺市などは2月1日から、世界遺産の熊野古道とスペインのサンティアゴ巡礼道、両方を歩いたと認定した人に、「共通巡礼達成証明書」を交付する。

 観光交流協定を結ぶ田辺市とスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ市は、両巡礼道の来訪者を増やそうと、昨年2月から共通巡礼手帳(押印帳)を発行。指定のルートを歩いて、スタンプを集めた人を「二つの道の巡礼者」として登録している。

 証明書は、共通巡礼手帳発行1周年を記念して、市などが本宮大社と協力して製作。「巡礼者」を登録している田辺市本宮町の熊野本宮館と、同市湊の市観光センターで交付する。

 大きさは縦22センチ、横30センチで、田辺市本宮町内で作製した手すき和紙「音無紙」を使用。熊野の守護神・八咫烏(やたがらす)とサンティアゴ巡礼道の道標を表すホタテ貝、熊野本宮大社の九鬼家隆宮司直筆の「道」をデザインしている。

 13日現在の「巡礼者」登録は23カ国の150人(男性69人、女性81人)。国別では日本が36人で最も多く、続いてオーストラリア31人、米国21人、スペイン17人となっている。アジアや南米、北欧の登録者もいる。

 市観光振興課は「23カ国もの人が熊野古道を歩いているというデータはいままでなかった。インターネットを通じ、手帳の取り組みを知って、訪れる人も増えている。データを蓄積して、効果的な発信で来訪者をさらに増やしたい」と話している。

 市内の14年の外国人宿泊客は1万1852人で、市町村合併時の05年から10・6倍に増えた。


【熊野古道とスペインのサンティアゴ巡礼道、両方を歩いたと認定した人に贈る「共通巡礼達成証明書」】

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