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大辺路で道普請 串本古座高古座校舎の自然科学部

 和歌山県串本町中湊にある串本古座高校古座校舎の自然科学部が7日、世界遺産の追加登録候補地になっている町内の大辺路3カ所で、道普請の活動に参加した。

 道普請は熊野古道大辺路刈り開き隊(上野一夫代表)が、道を保全するために定期的に実施している。上野代表によると、串本古座高校は以前から道普請に協力しており、今回は自然科学部の部員5人が参加した。

 整備したのはいずれも石畳が残る「富山平見道」(田子)、「飛渡谷道」(田並)、「新田平見道」(和深)。政府が1月、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」への追加登録をユネスコ世界遺産センターに提案した。

 富田平見道では、大辺路刈り開き隊の隊員や田子区民、自然科学部員の計約20人が参加。石畳に土をかけて固めたり、石畳の上に落ちた木の葉を取り除いたりした。

 上野代表によると、候補地になったことを受け、整備内容は県世界遺産センター(田辺市本宮町)と相談しながら決めているという。

 部員で1年生の浜口紗来さん(16)は「富田平見道はよく整備された道だと思った。道普請を体験して、昔の道の直し方が分かり、昔の人はすごいなと思った」と話した。

 同部顧問の田原敬司教諭は「世界遺産の追加登録候補地の道普請ができて、部員にとって将来誇りになる体験だと思う」と述べた。

 上野代表は「若い人に手伝ってもらえると助かる。何より道普請を通して、地元にこのような道があることを知ってほしい」と話した。


【石畳を整備する串本古座高校の自然科学部員(和歌山県串本町田子で)】

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