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見老津の旧国道刈り開く すさみ、22日に散策イベント

 和歌山県紀南の地質遺産の魅力を伝える「南紀熊野ジオパークガイドの会」と熊野古道の保全活動をする「熊野古道大辺路刈り開き隊」は6日、すさみ町見老津の旧国道を刈り開いた。近く散策イベントもあり、メンバーらは「これで安全に歩けるようになった」とPRする。

 ガイドの会の西エリア(白浜町、上富田町、すさみ町)のメンバーが現地勉強会を企画したのに合わせて活動した。

 この日は両団体のメンバー計16人が参加。南紀熊野ジオパークの見どころである「黒島」を眺める黒島トンネル東側出入り口近くを出発し、南紀熊野ジオパーク学術専門委員の中屋志津男さんから地質などの説明を聞きながら歩いた。

 途中、はさみや鎌を使って道にせり出す樹木の枝を切ったり、路面に広がる草を刈ったりした。道をふさぐように草が生い茂った場所もあり、安全に歩けるように刈り取った。

 県畜産試験場前までの約1・3キロの区間で、活動は約3時間で終了した。

 見老津の旧国道は黒島のほか、マグマが固まってできたという島「千畳敷」を眺められるなど景観が良く、水晶と同じ成分の石英や希少な植物を観察することもできる。

 刈り開き隊は22日、旧国道を歩き、千畳敷などの海岸で岩石や生物を観察するイベントを開く。ガイドの会もほかにツアーなどの企画が増えればと期待する。

 ガイドの会西エリアのリーダー、築山省仁さん(61)は「ここの景色は素晴らしい。見どころも多い。刈り開いたことで話題を膨らませることもできる」と話している。


旧国道を刈り開く南紀熊野ジオパークガイドの会や大辺路刈り開き隊のメンバー(6日、和歌山県すさみ町見老津で)

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