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21日に闘鶏神社で記念行事 世界遺産の追加登録見込み

 和歌山県田辺市内にある語り部やガイドの団体でつくる「田辺市語り部・ガイド団体等連絡協議会」の総会が29日、同市中辺路町栗栖川の中辺路コミュニティセンターであり、真砂充敏市長が闘鶏神社(田辺市東陽)や熊野古道「潮見峠越」など市内5カ所の世界遺産追加登録について、7月19日前後になるとの見通しを示した。それを踏まえ、21日には同神社を会場に、追加登録された各地の伝統芸能を披露するなどの記念イベントを開催することも説明した。

 協議会は各団体が連携しながら、情報交換や交流を通じて質の高い案内業務を目指そうと2006年6月に3団体で発足し、今年で10年を迎えた。現在は11団体が加盟。語り部団体「漂探古道」の宇井正理事長が会長を務めている。

 総会では、宇井会長が「この10年の間にお客さんの動向が大きく様変わりしており、バスツアーによる団体客から個人客に移ってきた。いよいよ世界遺産の追加登録が確実視されてきており、それに向かって協議会でも研修しており準備万端」などとあいさつした。

 真砂市長も「外国人観光客は増えているが、国内の特に団体客が減少気味だと伺っており、追加登録で効果があると市として受け入れの準備をしている。21日には記念行事も用意しており、何とか追加登録をステップアップにつなげたい」と述べた。

 協議会事務局の市観光振興課の小川雅則課長が追加登録に向けた取り組みとして、トイレや案内板を整備したことなどを説明、追加登録を見込んだ記念イベントを計画していることを紹介した。

 まずは21日午後5時から闘鶏神社で記念式典を開く。特設ステージで追加登録地の伝統芸能を披露し、参道には田辺祭の笠鉾(かさほこ)が並ぶ予定。飲食・物販や振る舞いコーナーも設けることを計画しており「市民を挙げてお祝いをしたい」と呼び掛けた。

 総会では各団体が活動状況を報告し意見を交換したほか、救急救命の研修会を開くことを盛り込んだ16年度の事業計画や道の崩落や倒木などの危険箇所を発見した際の連絡態勢を決めた。

 会議では「(追加登録が見込まれる田辺市長野の)長尾坂まで行くバスが月・水・金曜の平日しかない。土・日曜や祭日も考えてもらえるのか」という意見があり、小川課長が「課題であり、登録後のお客さんの動向を見極めながら検討させていただきたい」と述べた。


【田辺市語り部・ガイド団体等連絡協議会の総会で、世界遺産の追加登録などについて話す真砂充敏市長(右奥から2人目)=29日、和歌山県田辺市中辺路町で】

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