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JR社員が大辺路歩く 追加登録前に研修

 和歌山県内を通るJR西日本の新宮駅や串本駅の駅員らが5日、世界遺産への追加登録が見込まれている那智勝浦町内の熊野古道大辺路「二河峠」や「駿田峠」などを歩いて研修をした。県内鉄道事業者と連携し、主要駅の観光案内力を高めようという県の事業。今月下旬には同じく追加登録が期待される闘鶏神社がある田辺市の街中でも開く予定。

 県が2014年度に始めた取り組みで、七つの振興局ごとに主要駅の駅員らを対象とし、地域の観光資源を学ぶ座学や現地研修を開いている。

 東牟婁振興局と西牟婁振興局では本年度、世界遺産の追加登録をテーマとした研修を企画しており、東牟婁では5日、JRから両駅の駅員や新宮列車区の乗務員の計9人が研修に参加。地元の「熊野・那智ガイドの会」(山東健会長)のメンバーや県、町の職員と一緒に、紀伊浦神駅から紀伊天満駅までの大辺路約13キロを約6時間かけて歩いた。

 参加した新宮駅の木村義継係長(37)は「中辺路を歩いたことはあるが、大辺路を歩いたのは初めてで新鮮な体験。できればJRを利用して大辺路を歩いていただけるようPRしていきたい。今回の研修の内容を新宮駅の社員に周知したい」と話した。

 東牟婁振興局企画産業課の担当者は「追加登録によって駅などでお客さんから相談されることも出てくると思う。研修を受け、対応できるようになっていただければ」と話した。

 西牟婁振興局では27日、闘鶏神社や南方熊楠顕彰館、扇ケ浜など田辺市の街中を巡る研修をする。


【鉄道事業者を対象とした研修で、世界遺産への追加登録が見込まれている大辺路「二河峠」を歩くJR西日本の社員(和歌山県那智勝浦町で)】

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