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古道にガリシア訪問団 スペインと和歌山県の交流事業

 世界遺産の巡礼道をきっかけとした和歌山県とスペイン・ガリシア州との交流事業で7日、同州の青少年交流訪問団が田辺市本宮町を訪れた。県世界遺産センターを訪ねたり、熊野古道を歩いたりした参加者は「日本の文化が学べて面白い」などと話した。

 県と同州にはともに宗教的起源に基づいた巡礼道があることから、1998年に姉妹道提携を締結。相互理解を深め、将来を担う人材を育成しようと、2010年度から互いに訪問団を派遣し合う青少年交流事業を続けている。

 ガリシア州青少年交流訪問団のメンバーは、19〜29歳の学生や社会人計15人。4日に来県し、和歌山大学を訪れたり、地元の高校生の案内で和歌山城を見学したりした。

 本宮町では県世界遺産センターで、辻林浩センター長が世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の概要やスペインの巡礼道「サンティアゴへの道」との類似点などについて解説。発心門王子を見学した後、伏拝王子の近くから熊野本宮大社まで約4キロの熊野古道を歩いた。

 本宮大社では到着した一行を真砂充敏市長が歓迎。「当地域で楽しい思い出をたくさんつくってください。ビエンベニードス ア タナベ(ようこそ田辺へ)」などとスペイン語を交えながら呼び掛けた。

 初来日というイリア・パラモ・パラダさん(25)は「アニメや漫画が好きで、いつも日本に来たいと思っていた。熊野古道を歩くのはとても楽しかった。いつか全部歩いてみたい」と笑顔で話した。

 訪問団は8日から、田辺市や上富田町などでホームステイをし、11日に帰国する予定。


【伏拝王子横の熊野古道を歩くガリシア州青少年交流訪問団のメンバー(7日、和歌山県田辺市本宮町で)】

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