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世界遺産の価値語る 追加登録記念しフォーラム

 和歌山県田辺市は18日、田辺市文里2丁目のガーデンホテルハナヨアリーナで、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の追加登録を記念したフォーラムを開いた。熊野古道の価値や魅力について講演や討論会があった。

 フォーラムには300人が参加。2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録された当時にユネスコ事務局長を務めていた松浦晃一郎さん、作家で世界遺産熊野本宮館名誉館長の荒俣宏さんがそれぞれ基調講演をした。

 松浦さんは、今回の追加登録は境界線の軽微な変更として申請したことが功を奏したと紹介。「登録された世界遺産は2年前に千を超えた。今は各国が推薦できる数が文化遺産、自然遺産で一つずつ、計二つに制限されており、計画では2019年からそれが一つに絞られる」と登録に向けた審査が厳しくなっている状況を説明し、「重要なのは、熊野本宮大社に至る道が完成したこと。地域社会が紀伊山地の参詣道をしっかり保全、活用していく役割を果たさないといけない」と呼び掛けた。

 また、荒俣さんは熊野古道について「大きな宝物を持っている奥深い場所。子どもの語り部を養成していることも非常に重要。海外では地元の人が無関心な所もある。登録されてから研究が進み、新しい魅力や物語が発見されることもある」と話し、自ら古道を歩いて発見した魅力を紹介した。


【世界遺産フォーラムで基調講演をする荒俣宏さん(18日、和歌山県田辺市文里2丁目で)】

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