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世界遺産追加登録で来訪者増 闘鶏神社や熊野古道

 和歌山県田辺市の闘鶏神社や長尾坂など、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に新たに登録された神社や熊野古道への来訪者が追加登録を契機に増えている。一方で、地元の店舗への波及効果や語り部利用が思ったより少なく、PR不足など課題が見えてきた。

 闘鶏神社は田辺市街地で初めての登録地で、連日、観光バスが訪れている。11月中は119台だった。登録以前は多い月で10台程度だったのが、9月から増え始めた。

 団体客には神職が案内をしているが、台数が増えたことで、対応しきれないこともあるという。同神社では「神社を知ってもらうのはありがたいこと。12月以降も問い合わせは多く、できる限り対応したい」と話している。

 ただ、バスの滞在時間は30分程度。まち歩きの増加にはつながっていない。田辺観光ボランティアガイドの会も「闘鶏神社の案内は入るが、まちなか観光の案内は増えていない」、闘鶏神社に近い、和菓子店も「追加登録で客は増えていない」と話している。

 この問題についてはこのほど開かれた田辺市議会の一般質問でも取り上げられ、議員から早期に対策を立てるよう要望があった。


【闘鶏神社を訪れ、長澤好晃宮司(左)の説明を聞くツアー客=和歌山県田辺市東陽で】

更新)