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棚田に水車復活 熊野古道の高原休憩所

 和歌山県田辺市中辺路町高原の「高原霧の里休憩所」前に広がる棚田のそばにある水車が復活し、元気よく回っている。水車は十数年前に造られたが、老朽化で1年ほど前から動かなくなっていた。「文化の日」の3日には高原地区で平安衣装による行列などの催しもあり、修復に取り組んだ地域住民は「元気に回る水車もぜひ見てほしい」と話している。

 谷水を引いて動かしている水車の大きさは直径約2・6メートル。2005年、当時の区長ら住民有志が「高原が熊野古道の宿場町として栄えていたころの景観を少しでも再現したい」と、旧中辺路町からの補助金も受けて整備。隣には小屋もあり、水車の動力を利用して精米をすることもできた。

 岩見和泰区長(68)によると、風雨にさらされる中で数年前から水車の傷みが激しくなり、1年ほど前に金属製の軸が折れて動かなくなってしまったという。

 このため、高原区でつくる「高原霧の里水車を守る会」(会長=岩見区長)が市の「みんなでまちづくり補助金」も活用して修復に取り組んだ。地元の工務店に依頼して水車を新調し、小屋の塗装も塗り直すなどした。再び精米もできるようになっており、地域住民が無料で使えるという。


【修復を終え、元気よく回転する水車(和歌山県田辺市中辺路町高原で)】

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