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近野中生徒が語り部に 熊野古道の魅力伝える

 田辺市中辺路町近露、近野中学校(亀井陽一校長、9人)の生徒は5月31日、オーストラリアの学校「タミンミンカレッジ」から訪れた13〜15歳の生徒15人を相手に、全員で熊野古道を案内した。語り部として、地域の自慢である熊野古道の魅力を英語で伝えた。

 「タミンミンカレッジ」はノーザンテリトリー州のダーウィン市にあり、上富田町と毎年交流を続けている。今年は5月28日〜6月4日、町内でホームステイし、滞在中の体験として近野中の案内で熊野古道を歩いた。2年前も近野中の生徒が案内している。

 雨が降る中、近野中の生徒はかさや法被を着用し、近露にある道の駅「熊野古道中辺路」から近露王子までのルートを案内した。牛馬童子では花山法皇をしのんで作られたことを教え、展望台では眼下に広がる景色を見ながら、近露地域について伝えた。他にも道標や一里塚跡など、名所ごとに立ち止まって説明した。

 生徒はこの日に向けて、英語の発音やアクセントの練習を重ねてきた。案内では、オーストラリアから来た生徒に趣味や好きな日本食などについて積極的に質問し、親睦を深めていた。

 ジェシカ・ブロードウェイさん(14)は「空気がとてもきれいで、木々に囲まれている所を歩くことができてうれしい。中学生はとても英語が上手で、丁寧に説明してくれてかわいかった」と話した。

 生徒会長で3年生の竹島ゆずさん(14)は「雨の中だったけど、みんな一生懸命聞いてくれてうれしかった。2年前は英語が分からなくて会話をするのは難しかったが、今回は結構しゃべることができて、仲良くなれたのでうれしかった」と話した。

 「タミンミンカレッジ」の生徒は滞在中、上富田町の上富田中学校の生徒や町内5小学校の児童とも交流した。中学校では英語の授業を一緒に受けたり、書道や剣道を体験したりした。


写真【牛馬童子の前で、オーストラリアの生徒(左側)に説明をする近野中学校の生徒=田辺市中辺路町近露で】

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