RIZAPグループが運営する「chocoZAP（チョコザップ）」は9日、日本初の高速道路におけるフィットネスジムを静岡・日本平PA（上り）にオープン。中日本エクシス・取締役の山田誠司氏とRIZAPグループのchocoZAP事業責任者・村橋和樹氏がオープニングセレモニーに登壇し、プロテインで鏡開きを行った。

【画像】マッサージチェアやゴルフ、ピラティスも…chocoZAP初の高速道路店舗

　セレモニー冒頭で村橋氏は「chocoZAPの会員数は112万人を超え、店舗数は現在1383店舗。今月中に宮崎県にもオープンし、全国47都道府県すべてで店舗を運営することになります」とあいさつ。

　高速道路への初出店について、2024年物流問題の解消へつなげることを掲げ「通常のトレーニングマシンはもちろん、マッサージチェアやゴルフ打ちっぱなし練習ブースを完備しています。ドライバーの皆さまが気軽に運動に触れることで、健康問題の解消につながればと考えています」と話した。

　一方、山田氏は日頃からドライバーへのサービスの試行錯誤を繰り返している中、chocoZAP出店について「高速道路1号線というインパクトはもちろんありますが、それ以上にドライバーの皆さまの運動不足解消、健康促進、安全運転に寄与する意義深い取り組みになります。この1号店がこれからの高速道路サービスエリアの新たな時代を作っていく取り組みになることを強く期待しています」と言葉に力を込めた。

　また、「chocoZAP日本平PA（上り）」では、ドライバーだけでなく近隣住民も気軽に利用できるように、chocoZAP非会員でも利用できるSA・PA専用の料金プラン「chocoZAP都度払い」を全国初導入する。通常1回880円（税込）だが、オープン記念として5月10日から8月9日まで550円（税込）で利用できる（chocoZAP全店舗を利用できる会員料金は月額税込3278円）。

　今回の高速道路初出店を経たchocoZAPのこれからについて村橋氏は「高速道路のサービスエリアやパーキングエリアに限らず、よりお客様の身近なところに出店していき、1人でも多くの方々の健康問題を解消していきたい。そこから、日本人の幸福度向上と健康寿命の延伸を目指していきたいと考えています」と締めた。

　なお、この日の「chocoZAP日本平PA（上り）」は15時まで一般客に無料開放され、オープン記念サンドイッチや記念シールが配布された。

　長時間運転をするドライバーも多い高速道路において、SA・PAでの休憩は大切なリフレッシュの時間になる。そこで運転疲れの回復、運動不足の解消、気分転換などドライバーの休憩の質の向上や健康増進の一助となることを目指す新たな「chocoZAP」が誕生した。

　RIZAP広報によると、この先の高速道路出店に関しては、これまでの通常の店舗拡大と同様、まずは1号店をテストケースとしてPDCAを回しながらデータを取り、その利用状況によって新たに随時オープンしていく予定とする。すでに10箇所ほどの候補地との折衝を進めている。

　2022年7月にスタートした「chocoZAP」は、運動だけではなく「美容」「ライフスタイル」「エンタテインメント」などさまざまな分野のサービスを提供し、全国で1383店舗（2024年4月末時点）、会員数は112.4万人（2024年2月14日時点）を突破。国内フィットネスジム会員数日本一（2023年8月15日RIZAP調べ）を達成している。

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