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2024年05月21日(火)

田中泯から新田真剣佑へ“手紙”のサプライズ「大切に保管しています」 『フクロウと呼ばれた男』で共演

(左から)田中泯、新田真剣佑=『フクロウと呼ばれた男』ディズニープラス「スター」で独占配信中(C) 2024 Disney and its related entities
(左から)田中泯、新田真剣佑=『フクロウと呼ばれた男』ディズニープラス「スター」で独占配信中(C) 2024 Disney and its related entities
 ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の「スター」で独占配信中のオリジナルドラマシリーズ『フクロウと呼ばれた男』(全10話)。本作で初共演を果たした田中泯と新田真剣佑の特別インタビュー映像が解禁となった。それぞれ演じた役柄について、初共演でのエピソード、海外脚本家とのコラボ作品としての見どころなどを語っている。

【動画】田中泯×新田真剣佑、特別インタビュー映像

 本作では、あらゆるスキャンダルやセンセーショナルな事件を、時にもみ消し、時に明るみにさらして解決してきた黒幕/フィクサー、その名も“フクロウ”こと大神龍太郎役を田中、父親とは対極な生き方で「正義」を掲げる次男・大神龍を新田が演じた。

 インタビュー映像の冒頭、お互いのキャラクターについて語っている場面で一言を発した田中に対し、「まだ役が抜けていません?(笑)役の父親がそこにいるみたいです」と、久しぶりの再会にも関わらず、撮影をしていた頃に戻ったような田中の様子に喜びを隠せない新田の姿が。

 田中は新田との共演について「会うまではわからなかったですね。頭で考えているだけだったから、真剣佑の体が目の前に現れるまでは心動かずという感じだった」と振り返り、新田は「父とは真逆のところにいる、真実を追い続けている息子なので、そういうところを考えながら役作りに挑戦しました」と話す。

 また、新田は田中との共演について、「本当に思っていたよりも一緒のシーンがあまり多くなくて。でもその中ですごく濃い、深いシーンを共にさせていただいた。クランクアップの時にお手紙をもらったのがすごくうれしくて。中々なかったなぁと思って。今でも大切に保管しています」と、田中から思いがけないサプライズがあったことを明かし、本編では見られない仲睦まじい親子のような一面も。

 近年、海外の制作陣とのコラボで日本を描く作品が増えている中、本作も日本と海外の良さを掛け合わせ、日本人スタッフ&キャストだけでは表現できない壮大なスケールで描かれている。海外の制作陣との仕事は慣れている2人だけあって、本作だからこそ楽しめた”違い”について新田は「1つの作品で日本語と英語でお芝居をすることはなかったです。(この作品が)初めてだと思います」と初めてバイリンガル役でお芝居をしたことを挙げた。

 田中は「彼の英語のシーンは撮影の時には見てなかったです。編集したものを見て、すごくいいなと思いましたよ。日本語のシーンと英語のシーンではやっぱり空気が違う。彼の周りの空気まで違って見える、感じる。とっても見どころだと思いました。日本のお客さんにとっては期待ではないでしょうか」と、新田の新しい一面を大絶賛している。

 最後に、新田は「プロデューサー&脚本家が日本人ではない、僕みたいな日本で育ってこなかった立場としては、外から見た日本に感じた違和感を映し出したところがたくさんあって。そういうのは日本で育つとわからないことがきっとたくさんあるので、新しい発見もできると思いますし、サスペンスだけどどこかワクワクするような展開もたくさんありますし。ただダークな物語じゃないことを楽しんでいただけるのでは、と思います」。

 田中は「龍太郎という人の晩年の仕事みたいな感じですね。龍太郎自身がどこかでそろそろ辞めたいと思っている物語。そこをわかってみてもらっても面白いのではないでしょうか。父親は歳をとっていく、息子は成長していく、その最中での二人や他の子どもたちとのありようがクライマックスに向かっていく。そんな目線が持てるのであれば、目にちょっと足してもらうと面白いかもしれません」と、本作の見どころを語っている。



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提供:oricon news