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2024年05月21日(火)

市川染五郎、殺陣シーンは「アドレナリン全開」 松本幸四郎も“父の顔”で見守る

殺陣シーンは「アドレナリン全開」と語った市川染五郎(左) (C)ORICON NewS inc.
殺陣シーンは「アドレナリン全開」と語った市川染五郎(左) (C)ORICON NewS inc.
 歌舞伎俳優の松本幸四郎(51)と市川染五郎(19)が10日、都内で行われた映画『鬼平犯科帳 血闘』公開記念舞台あいさつに登壇。染五郎が殺陣シーンを振り返った。

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 染五郎は「京都の撮影所には10年ぐらい前に父の時代劇のドラマにちょこっと出させていただいて以来だったのですが『お帰りなさい』と。不思議な居心地の良さを感じました」とにっこり。「ひとつのものを同じ方向に向かって作っていることを感じ、そこでお芝居できたことは幸せだな」と喜びをかみしめた。

 今作では、殺陣シーンも見どころとなる。染五郎は「最初に持ったもの(刀)がすごい重いものでこれでは早く動けないなと思ったのでいろいろ作っていただいて。軽すぎても迫力がないですし、自分なりに探してやりました」と撮影の裏話を披露。最後の迫真の演技についてMCが触れると、染五郎は「撮影は待機して、撮ってというものをつなげていきますが、銕三郎はアドレナリンが出ている状態を維持していると思うと、待ち時間も座ったりしないで、アドレナリン全開でした」とストイックな姿勢を明かした。

 染五郎の殺陣を見ていた中島瑠菜(18)は「すごい迫力があって。私にとっては重く感じたのであれをかっこ良くすばやく動かせるのはすごいな」と感激。父・幸四郎も染五郎の話をうなずきならが朗らかな表情で聞いていた。

 「時代劇専門チャンネル」では、時代小説家・池波正太郎さんの生誕100年を記念し、池波さんの代表作にして時代劇作品の金字塔とも言える傑作『鬼平犯科帳』を映像化。テレビスペシャル『本所・桜屋敷』、劇場版『血闘』、連続テレビドラマシリーズ『でくの十蔵』(6月8日放送)、『血頭の丹兵衛』(7月6日放送)の計4作品を制作する。

 今シリーズでは、幸四郎が“鬼平”こと長谷川平蔵を演じ、染五郎が若き日の鬼平(長谷川銕三郎)を演じる。監督に山下智彦氏、脚本に大森寿美男氏、音楽に吉俣良氏が顔をそろえ、“新たな鬼平”の幕開けを告げる。

 イベントには、中村ゆり(42)、北村有起哉(50)、柄本明(75)、山下智彦監督も登壇した。

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提供:oricon news