和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年09月16日(月)

古民家改修の宿泊・飲食施設が開業 串本に7月

7月の開業に先駆けて行われたオープニングセレモニー(10日、和歌山県串本町串本で)
7月の開業に先駆けて行われたオープニングセレモニー(10日、和歌山県串本町串本で)
 和歌山県串本町串本で7月1日に開業する古民家を改修した宿泊・飲食施設「NIPPONIA HOTEL(ニッポニア ホテル) 串本 熊野海道」のオープニングセレモニーが10日、同施設であった。多くの関係者が出席し、マグロの解体ショーや試食会などで祝った。

 築145年の「稲村亭(とうそんてい)」と築100年の「園部邸」を改修した2棟3室の施設で、定員は計22人。ジャグジーや五右衛門風呂のある部屋もあり、併設するレストランでは「地産地食」をテーマに紀州備長炭を使った〝原始焼き〟などを提供する。

 宿泊料金は1泊2食付きで1人2万~5万円。主なターゲットは中高年世代や外国人客。運営主体の株式会社「subLime(サブライム)」(東京都新宿区)は今後、さらに近くにある古民家を改修し、2020年までに10棟15室増やす計画を立てている。

 少子化が進み、空き家の増加が課題となっていた串本町が紀陽銀行、一般社団法人「ノオト」と地域活性化に向けて包括連携協定を締結して資金を調達し古民家を改修した。subLimeは、株式会社「一樹の蔭」(串本町串本)から事業を受託している。

 オープニングセレモニーに出席した田嶋勝正町長は「これから皆さんと力を合わせて盛り上げていきたい」、島野利之町観光協会長は「ここを拠点に観光客に商店街など町内を楽しんでもらえるようになれば」とあいさつ。一樹の蔭の博多敏希社長は「皆さんの協力があってここまでたどり着けた。これからも応援をよろしくお願いします」と呼び掛けた。