和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年04月12日(月)

コロナ禍の窮状訴える みなべの飲食業者が支援要望

小谷芳正町長(右)に現状を説明し、支援策を求める飲食業などの商業関係者=5日、和歌山県みなべ町芝で
小谷芳正町長(右)に現状を説明し、支援策を求める飲食業などの商業関係者=5日、和歌山県みなべ町芝で
 和歌山県みなべ町内の飲食業者など商業の関係者らが5日、同町芝の町役場で小谷芳正町長に新型コロナウイルスの影響で長引く経営の窮状を訴え、経済支援策を要望した。

 町内で海鮮料理店を経営する、県飲食業組合みなべ支部の井上武志組合長をはじめ商業者ら5人と植田英明町商工会長、玉井伸幸町議や宮﨑繁幸町議が訪れた。町は小谷町長や産業課職員が聞いた。

 現状について井上さんは、昨年末以降、忘年会や新年会がなくなったことや、南部梅林の開園がなくなったこと、客が減り、夜は早くに店を閉めるような状況が続いているなど厳しい経営状況を説明。「皆努力しているけれど、個人の力では限界がある。このままいくと、町内の飲食店でもつぶれるところが出てくる」と町の支援を訴えた。

 他の飲食業者は「宴会はないし、予約帳は真っ白。昨年の春より厳しい」、民宿業者も「イベントやスポーツ大会なども中止になった。県外の人が来ずに宿泊はキャンセル。弁当の注文もなくなった」、マリンレジャー業者は「うちはほとんどが県外客だが、大阪や兵庫などで緊急事態宣言が出たことで、県内でも緊急事態宣言が出ているのと同じような状況。何らかの形で対策をしてほしい」などと、それぞれ窮状を説明した。

 「取り引き、仕入れ先にもダメージが出ている」といった声もあり、テイクアウトの割引券などの支援策をしてもらえないかと提案する声もあった。植田会長は、特に飲食関係が大変だといい「今回は業種を狭めた支援策をしてもらった方が良いと思う」、玉井議員も国の3次補正に触れながら「より困ったところに特化した形を。スピード感が求められる。早い実効性を心掛けてほしい」と要望した。

 小谷町長は「商工会や議会とも相談しながら前向きに進めたい」と語った。