和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年08月25日(日)

パオ初勝利、攻守で積極プレー 7人制女子ラグビー 

積極的なプレーを攻守で見せた「パオ」の選手ら=上富田町朝来で
積極的なプレーを攻守で見せた「パオ」の選手ら=上富田町朝来で
 上富田町を拠点に1月から活動する7人制女子ラグビーチーム「和歌山パシフィックオーシャンズ7」(愛称・パオ)の県内初となる強化試合が9日、上富田スポーツセンターであった。大阪のチームと4試合し、発足後初めての勝利も収めた。攻守ともに積極的なプレーが多く出て、選手らは「練習でやってきたことができた」と手応えを語った。

 パオと対戦したのは関大一高女子ラグビー部を中心とするチーム。前後半7分の4試合で、パオは3試合目に45―14で初勝利を挙げた。敗れた試合も接戦が多かった。4月にも同じ相手と大阪府高槻市で3試合をしていたが、全敗だったという。

 パオの選手たちは、攻撃ではパスを回してコートを広く使い、トライを重ねた。防御でも体格の大きい相手にタックルを繰り返したほか、足を止めずに走ってスペースを与えなかった。

 串本古座高校2年で陸上競技部に所属しているBK上野晴夏さん(16)の快足を生かしたトライが目立った。5月にパオへ入部し、この日が初めての試合だったという上野さんは「楽しかった。パスの技術をもっと高めて、トライもたくさん取れるようにしたい」と話した。

 小学校教諭で主将のFW岡崎愛さん(29)は「パスを回してサイドを走る、という形を出せてよかった。地元で、応援してくれる人たちの前で勝てたことがうれしい」と喜んだ。

 上富田町職員でチーム代表の瀧本拓哉さん(32)は「チーム内でよりコミュニケーションを取れていることが、攻守双方の成長につながっている」と話した。

 今回の強化試合は、茨城県で今年開かれる国体の近畿ブロック予選に向けた選手選考も兼ねていた。パオの選手を主体とした和歌山県チームは8月、奈良県天理市であるブロック予選に出場する。各府県代表がトーナメントで戦い、優勝チームが国体の出場権を得る。

 パオの選手は中学生と高校生、大学生、社会人の16人。上富田スポーツセンターで週2回、練習を積んでいる。