和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年08月20日(火)

田んぼに小さな働き者 ホウネンエビゆらり

田んぼで発生しているホウネンエビ(和歌山県白浜町口ケ谷で)
田んぼで発生しているホウネンエビ(和歌山県白浜町口ケ谷で)
 田植えが終わった和歌山県紀南地方の田んぼで、小形甲殻類のホウネンエビやカイエビが見られる。近年、発生する田んぼが増えているという。

 ホウネンエビは全長10~15ミリ。カイエビは8~10ミリでホウネンエビと近縁種だが、二枚貝のような甲殻を持つ。両種とも、水が濁った田んぼを探せば見つけやすい。

 これらの仲間は田植えから1カ月ほどで姿を消すが、田んぼの除草に貢献していると農家が注目している。水底を泳ぎ回るため、水を濁らせて雑草の光合成を阻害したり、雑草の若芽を掘り上げて浮かせたりしているのではないかと推測されている。

 白浜町口ケ谷の田んぼでも多数見られ、農家の男性は「姿を見ない時期もあったが、最近は農薬の使用に気を使う農家が増え、復活してきたのでは」と話している。