和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年09月16日(月)

災害に備えドローン隊結成 印南町の若手職員

防災に特化した機能を持つドローン
防災に特化した機能を持つドローン
 和歌山県印南町の若手職員20人が、ドローンの操縦技能資格を取得して災害時に役立てようと、定期的に研修や訓練を受けている。このほど、町防災ドローン隊を結成して活動を強化することにした。

 同町は、防災に活用しようと御坊・日高でもいち早くドローンを導入。2017年に大小2機を計76万9800円で購入した。災害時にドローンを飛ばし、上空から撮影した映像を役場内にある災害対策室に設置したモニターに送信できるシステムを構築している。土砂崩れが発生した現場まで道が寸断されて行けない場合などは、近くまで職員が急行してドローンを飛ばして撮影し、災害対策本部に送ることができる。現場の状況を見ていち早く手が打てるだけでなく、職員が災害に巻き込まれる二次被害を防ぐことにもつながる。津波の場合は、ドローンを飛ばして釣り客などに避難を呼び掛けることも想定している。

 18年度は、さらに高性能で災害に特化したドローン1機を46万6200円で購入。大きさは縦48センチ、横55センチ、重量は約1キロあり、飛行時間は約20分、上空150メートルまで飛行が可能。

 夜間はサーチライトで現場を照らせる。スピーカーで上空から呼び掛けることもできる。人体が発する体温を感知する装置もあり、夜間や夕暮れ時、昼間でも薄暗い山中などで人の捜索に役立つ。