和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年06月16日(日)

葬儀社と災害協定 田辺市、葬祭用品提供や遺体搬送

 和歌山県田辺市は大規模地震など災害を想定し、葬儀社や葬儀社団体と協定を結んだ。災害時、葬儀社がひつぎなど葬祭用品の供給、遺体の安置や搬送などで協力する。

 市と協定を結んだのは木村葬祭(高雄3丁目)、信和葬祭(上の山2丁目)、中田(上の山1丁目)、ベルコキシュウ(東山1丁目)、みやび(芳養松原2丁目)の市内5社ときのくに葬祭事業協同組合(有田川町)。

 県が2014年に公表した南海トラフ巨大地震の被害想定によると、最悪の場合、市内で津波や火事により1万5600人の犠牲者が出る。

 市防災まちづくり課は「県が葬儀社団体と協定をしているが、市内業者とも直接結ぶことで、より迅速に対応してもらえると期待している。協定は災害時のつらい部分ではあるが、締結により安心につながる」と話している。

 市の防災に関する協定は81件目。これまで食料などの物資供給や緊急支援物資の搬送などで協定を結んでいる。