和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年05月15日(土)

クマノザクラの名木開花 花見に備え下草刈りも

ピンク色の花を咲かせ始めたクマノザクラ
ピンク色の花を咲かせ始めたクマノザクラ
クマノザクラの下草を刈る町観光協会の関係者(23日、和歌山県古座川町峯で)
クマノザクラの下草を刈る町観光協会の関係者(23日、和歌山県古座川町峯で)
 和歌山県古座川町峯にある薬師堂前のクマノザクラが花を咲かせ始めた。本格的な花見シーズンに備え、町観光協会は23日に下草刈りをした。3月上旬には満開を迎えそうだ。

 薬師堂前のクマノザクラは、その優雅な姿から町内随一の名木ともいわれており、満開の時季には町内外から毎年多くの行楽客やアマチュアカメラマンが訪れる名所になっている。町内に自生するクマノザクラのうちでもいち早く咲くことで知られているが、町観光協会の関係者によると、今年は例年より早いようで、23日現在で10輪以上が咲いている。

 昨年まで、花見シーズン前になると、地域住民たちが下草を刈っていたが、高齢で急斜面での作業が厳しくなってきたことから、町観光協会に要望があり、今年初めて実施したという。

 この日の作業には町観光協会の関係者5人が参加。午前8時半ごろから約1時間、草刈り機などを使って作業をした。町観光協会は「来年以降もできる限り続けていきたい」と話した。

 作業を見守っていた、近くで暮らす和田八千代さん(84)は「草刈りをしてくれて本当に助かる。いろんな人から今年はいつごろが見頃かと聞かれるが、分からないと言っている。今年は少し早いのではないかと思う」と話した。

 町観光協会は開花時季に合わせてガイド付きの花見ツアーを計画しているという。問い合わせは町観光協会(0735・70・1275)へ。