和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年08月25日(日)

「議会改革」

 早稲田大学マニフェスト研究会が先日、2018年度議会改革調査の都道府県ランキングを発表した▼調査に際しては、議会が果たすべき役割を三つの柱に分け、改革度合いを数値化して判定した。(1)情報共有(議事録や交際費、視察結果の公開と検証)(2)住民参加(傍聴のしやすさ、議会報告などの実施、住民意見の聴取)(3)機能強化(議会本来の権限・能力を発揮するための機能強化状況)の3点である▼和歌山県議会は38位。前年度から順位を二つ下げた。項目別では情報共有が43位。どんな点がマイナス評価となったのか分からないが、ほとんどの都道府県が導入しているネットによる情報公開を和歌山はしていない。海外視察の報告書がA4判用紙1枚の簡素な内容だったことも明らかになった▼機能強化も41位。知事提案を修正することなく追認している印象が強く、こちらの評価も仕方がないかと納得してしまう▼ちなみに近隣府県の状況をみると大阪、兵庫が1、2位、次いで三重4位、京都5位。滋賀18位、奈良23位。和歌山の低さが目立つ。過去をさかのぼって調べても下位が続いている▼4月に改選された和歌山県議会。就任した議長は48歳で、副議長は初の女性。新たな体制に期待したいが、任期は慣例で1年。強いリーダーシップを発揮できるだろうか▼議会改革は議員の意識次第。当の議員らが現状をどう受け止めているのか、聞いてみたい。(河)