和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年04月14日(水)

医療従事者向け3月から発送 新型コロナワクチン

 和歌山県は26日、医療従事者向けのワクチンについて、3月第1週と第2週に、それぞれ県内11病院約4千人分ずつが出荷されると発表した。新型コロナ患者や、その疑いがある救急患者を受け入れている病院の医療従事者から開始する。

 第1週の発送分は、和歌山市の「日本赤十字和歌山医療センター」や御坊市の「ひだか病院」など、第2週発送分は田辺市の「紀南病院」「南和歌山医療センター」や串本町の「くしもと町立病院」などの医療従事者が接種対象になる。

 県内の医療従事者の接種希望者は、17日現在で3万7千人。

■「とんでもないこと」 高齢者への接種計画、後ろ倒しで仁坂知事

 高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種を巡り、政府が当初目指すとしていた4月1日以降の開始を後ろ倒しすることになったことについて、仁坂知事は26日、「4月1日ごろから高齢者にはワクチンを打てるんだろうという前提で、準備を進め、県民にも伝えていた。(ワクチン)確保ができていなかったというのはとんでもないことだ」と不快感を示した。

 政府は高齢者への接種について、当初の目標を変更し、12日に数量限定で開始し、その後本格化させるとしている。世界的にワクチンの争奪戦となっていることなどが背景にあり、各自治体では、計画の見直しが必要になる。

 仁坂知事は「責任を追及すると言ってもしょうがないので、厚生労働省は責任を感じたら、次はこういうことが起こらないようにし、どんどん早く、確保してもらいたい」とした。河野太郎行政改革担当相が26日に、全国の自治体への配送を6月中に完了すると表明したことについては、期限が切られたことを「評価したい」とした一方「もっと早くできるんならやってほしい」と述べた。