和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年07月14日(火)

高齢者の免許返納急増 「卒業証」が奏功、白浜署

 和歌山県警白浜署で運転免許を返納する人が増えている。同署によると、返納手続きをした人に「運転卒業証」を贈る取り組みを始めてから急増したといい、6月10日現在ですでに昨年1年間の返納者数を上回っている。

 卒業証の贈呈は、高齢者の交通事故を防ぎ、運転免許の返納を促そうと、同署と串本署が実施している。返納者には卒業証のほか、反射たすきといった歩行時の事故防止に役立つグッズも贈っている。

 白浜署によると、今年1~3月に同署で運転免許を返納した人は9人。卒業証の取り組みを始めた4月以降に14人の返納があり、6月10日現在で計23人となった。2018年中の返納者は22人だった。

 卒業証の取り組みを知って免許を返すことを決断した人が多く、返納についての問い合わせも増えているという。

 同署交通課の東護課長(36)は「運転に不安を感じている人が、返納を決断する後押しになったのだと思う。大きな決断をしてくれた人の生活が不便にならないよう、交通手段の拡充など、自治体も取り組みに力を入れてほしい」と話している。