和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年05月18日(火)

【詳報】2日連続で感染30人台 和歌山県の新型コロナ

 和歌山県は8日、新たに32人が新型コロナウイルスに感染したことが分かったと発表した。過去最多となった7日の38人に次ぐ多さで、2日連続の30人台。入院者は4日連続で過去最多を更新し200人。確保している病床330床に占める使用率は60・6%となった。

 病床使用率は7日に57・3%と、初めて50%を超えたが、8日はさらに増加。県福祉保健部の野尻孝子技監は「かなり危機的という受け止め。特に紀北で感染者が急増しており、かなり逼迫(ひっぱく)してきている」と話した。

 県は7日から、変異株感染者について県独自の退院基準を採用している。研究データなどを基に、国基準を緩和したもので、これにより、8日正午までに24人が退院したという。

 8日発表の感染者の保健所管内別は、和歌山市13人、橋本6人、岩出5人、海南4人、田辺、御坊が2人ずつ。

 このうち、田辺保健所管内在住の2人は無症状。70代無職女性は、すでに感染が発表されている同保健所管内在住の女性の別居家族で、濃厚接触者として検査した。40代自営業男性は、大阪府内で仕事関係者と飲食した。うち、県外在住の1人が陽性となったため、検査した。

 直近1週間の人口10万人当たり感染者数は、8日時点で県全体が16・2人(前日比1・6人増)。保健所管内別で最多の橋本保健所管内は46・5人(3・6人増)で、政府の分科会が示す「ステージ4」(感染爆発段階)の基準25人を大幅に超えている。野尻技監は「これまではクラスターが発生すれば急激に増え、しばらくすれば下がっていたが、いまは新規陽性者が出続けている状況で、危機感のある数字」としている。和歌山市は19・4人(1・1人増)。

■カラオケが感染源か 中高年ら10人

 この日発表の感染者のうち、カラオケが感染源の可能性がある人が中高年ら10人いることも明らかにした。4日からの累計では22人。店舗でカラオケをしたグループがあったほか、小規模なものを含め、カラオケイベントも複数開かれていたといい、県はしばらくの間、家族以外とのカラオケは控えるよう呼び掛けている。

 県内で感染が確認されたのは累計で1454人となった。また、すでに感染が分かっている人のうち、新たに19人が変異株によるものと判明。変異株感染者は126人となった。