和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年05月12日(水)

肩車して「湯登神事」 本宮大社例大祭、2年ぶり稚児参加

父親に肩車をされながら熊野本宮大社を出発する稚児ら(13日、和歌山県田辺市本宮町で)
父親に肩車をされながら熊野本宮大社を出発する稚児ら(13日、和歌山県田辺市本宮町で)
 和歌山県田辺市本宮町の世界遺産・熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で13日、県の無形民俗文化財に指定されている「湯登(ゆのぼり)神事」が営まれ、例大祭「本宮祭」が始まった。昨年はコロナ禍の影響で参加を取りやめた神の依代(よりしろ)である稚児が、今年は密にならないように人数を抑え5人参加。父親が肩車をして歩くなどして健やかな成長を願った。

 本宮大社を出発した神職や楽人、稚児らが湯の峰温泉で身を清め、湯峯王子社で祭典をした後、険しい場所もある熊野古道「大日越」を通って帰社する神事。今年は2~4歳の男児と父親の計5組が参加し、本殿で拝礼をした後、午前9時半ごろから列になって本宮大社を出発した。雨の影響で稚児らの大日越は中止した。

 自身も子どもの時に参加したという本宮町の宮本翔伍さん(33)は、長男・紅埜君(4)と参加。「去年から出たいと思っていたので、今年は参加できて感謝している。コロナ禍が早く収束することや子どもの健やかな成長を願いたい」と話していた。

■14日に3分間の花火も

 例大祭は15日まで。最終日には本殿祭(午前10時~)や渡御祭(午後1時~)などがある。例大祭に合わせ、13~15日の午後6時~9時、旧社地・大斎原(おおゆのはら)にそびえる大鳥居がライトアップされる。

 また、14日には、大斎原そばの熊野川の河原から、花火が打ち上げられる。

 コロナ禍に負けず地域を元気づけたいと、田辺市のイベント企画団体「Recvation(レクベーション)」と大阪府八尾市のキックボクシングジム「心将塾」が地元の「宝月自動車」(田辺市)と「あかみ屋」(同)の協賛で開催する。時間は午後8時から約3分間の予定。