和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年03月29日(金)

最多に並ぶ44人感染 和歌山県、病床使用率84%に

 和歌山県は18日、新たに県内で過去最多に並ぶ44人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。入院者は312人で、確保している370床に占める病床使用率は過去最多の84・3%となった。

 新規感染者は、和歌山市20人、岩出10人、田辺7人、御坊2人、海南1人、県外4人。

 和歌山市の50~60代の男女2人とすでに発表済の4人を含めた6人は、このうちの1人の自宅で飲食をしており、県は41件目のクラスター(感染者集団)に認定した。

 すでにクラスター認定されている和歌山市立高積中学校女子バレーボール部の関係では、新たに同校男子バレー部員や岩出保健所管内の練習試合相手校の女子バレー部員の感染を確認。このため「中学校のクラブ活動によるクラスター」(14人)と変更した。

 田辺保健所管内では、すでにクラスター認定されている田辺市上屋敷3丁目の外科内科「辻医院」で、新たに入院患者の80代の男女2人の感染が分かり、クラスターは7人となった。

 同管内ではほかに小学生から60代までの男女5人の感染も分かった。いずれも家族や同僚の濃厚接触者。

 直近1週間の人口10万人当たり感染者数は過去最多の24・8人。保健所管内別の最多は和歌山市の35・4人。次に多いのは田辺保健所管内の24・7人で過去最多となった。