和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年09月22日(水)

【詳報】2日間で54人感染 和歌山県、病床使用率96%に

新型コロナウイルスに関する相談窓口
新型コロナウイルスに関する相談窓口
 和歌山県は24日に31人、25日に23人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの発表者数は25日まで3日連続で減少した。一方、入院者は385人で過去最多を更新。確保している400床に占める割合も過去最多の96・3%となり、病床の逼迫(ひっぱく)度は増している。近く増床する見込みという。

 2日間に発表された感染者の保健所管内別は和歌山市38人、田辺5人、岩出3人、海南と御坊が各2人、湯浅と橋本が各1人、県外2人。

 クラスター(感染者集団)に認定されている3施設と1店で感染者が増えた。田辺市の医療機関では、新たに80代の入院患者男性の感性が判明し、クラスターは11人となった。

 和歌山市のグループホームでは4人増えて11人、岩出市のサービス付き高齢者向け住宅では1人増えて15人、和歌山市のスナックでも1人増えて7人となった。

 このほか、田辺管内では80代女性の感染を確認。愛知県から女性宅に帰省していた60代男性の感染が判明したのを受けて検査した。また、20代会社員女性と40代パート職員女性は、いずれも感染者の同居家族として検査。30代会社員男性は感染経路が不明という。

 県内の1日当たりの感染者数は3日連続で減少し、6日ぶりに30人を下回った。一方で入院者が過去最多になったことについて、県福祉保健部の野尻孝子技監は「高齢者や酸素投与者(重症者)が多いことで平均の入院期間が延びていることが影響している」という。

 感染者の累計は2千人を超え、2033人となった。このうち、新たに13人が変異型によるものと判明し、変異型の感染者は345人になった。

■「ステージ4」下回る 田辺管内 1週間感染者数

 25日現在の県内の直近1週間の人口10万人当たり感染者数は27・6人。23日に過去最多の30・3人となり、2日連続で減少したが、依然「ステージ4」(感染爆発段階)の基準25人を超えている。

 保健所管内別で最も多い和歌山市は41・3人で、過去最多だった24日より0・3人減った。

 田辺管内は21・4人。30・5人となった21日からは減少傾向が続いており「ステージ4」の基準を下回った。