和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年07月22日(月)

南高梅、不作で高値 JA紀南とJA紀州管内

和歌山県田辺市内の市場に持ち込まれた南高梅。今季は高値になっている(26日、和歌山県田辺市稲成町で)
和歌山県田辺市内の市場に持ち込まれた南高梅。今季は高値になっている(26日、和歌山県田辺市稲成町で)
 梅の主力品種「南高」が今季、高値で取引されている。和歌山県のJA紀南もJA紀州も全国市場への販売価格は昨年より大幅に高い。田辺市内の市場での落札価格も高くなっている。梅干しの人気に加え、不作傾向なのが要因とみられる。

 JA紀南販売部によると、今季の市場販売価格は25日現在、1キロ当たり平均535円(税別)。好調だった昨年の459円(同)を約17%上回り、さらに不作で高騰した2017年の483円(同)よりも高くなっている。

 田辺市稲成町の卸売市場「田辺中央青果」では、6月中の価格(すべての品質の梅)は1キロ当たり平均約360円(税別)。17年の400円強(同)には及ばないが、18年の1・8倍ほどの価格になっている。日別では、17日から梅干し加工用の熟した梅の収穫が本格化し、21日に今季最高値の平均468円を付けた。どの品質の梅も高値だという。

 加工業者や仲買人による買い取り価格も、田辺市内の業者によると、200~300円(税込み)で、昨年よりも高くなっている。

 高値の要因を農家や業者に聞くと、人気が続いている上、昨秋の台風の影響や初夏の雨不足により実太りが悪いことで、不作を予想して競って確保しているからではないかという。