和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年06月24日(木)

知人男性を刃物で殺害 田辺署が容疑のベトナム人逮捕

 和歌山県田辺市下万呂で12日、外国人同士のけんかがあり、刃物で刺されたベトナム国籍の住所不定無職の男性(38)が市内の病院へ搬送されたが約1時間後に死亡した。田辺署は13日、知人男性を殺害したとして、殺人容疑でベトナム国籍の住所不定無職の男(23)を逮捕した。

 調べによると12日午後3時ごろ、近隣住民から「外国人同士のけんかで出血している人が倒れている」との119番通報があった。容疑者は下万呂のアパートで、折り畳み式の刃物で男性の左肩や背中などを刺して死亡させた疑い。

 事件当時アパートにはベトナム国籍の数人がおり、容疑者は男性の態度に腹を立て刺したという。容疑者は一時逃走したが、夕刻、市内で1人で歩いているのを署員が見つけ身柄を確保。任意同行した関係者を含めて署で事情を聴いたところ、容疑者が殺害した事実をおおむね認めたことなどから13日午前1時半に通常逮捕した。

 同署は殺害の動機や死亡原因などを調べている。

■現場は一時騒然

 事件発生後、現場には人だかりができ、一時騒然となった。刃物を持った男が逃走したとの情報が、県警防犯メールや防災無線で住民に伝えられた。事件発生の時間帯が児童らの下校時間と重なったことから、学校なども下校の対応に追われた。