和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年11月29日(月)

とっても長~い産卵管 田辺市内でウマノオバチ確認

動鳴気峡周辺で捕獲されたウマノオバチ(和歌山県田辺市稲成町で)
動鳴気峡周辺で捕獲されたウマノオバチ(和歌山県田辺市稲成町で)
 非常に長い産卵管を持つウマノオバチ(コマユバチ科)の雌が、和歌山県田辺市稲成町の動鳴気峡の周辺で見つかった。昆虫採集で訪れた小学生が捕獲した。近くにあるふるさと自然公園センターの観察指導員は「この周辺では初確認だろう」と話している。

 捕獲したのは和歌山市の小学4年生、出嶋英輝君(10)。昆虫採集が好きで、休みの日には家族と県内や奈良県などを訪れている。

 出嶋君によると今月3日、駐車場近くの広場で、長い産卵管をひらひらさせながら飛んでいるのを見つけ、捕虫網で捕まえたという。体長2センチに対して産卵管は18センチほどもあった。

 出嶋君は「これまで写真や標本で見たことはあったが生きているものは初めて」と喜んでいた。

 ウマノオバチは体の何倍もある長い産卵管で木の中にいるカミキリムシの幼虫に産卵して寄生するといわれている。環境省のレッドリストで準絶滅危惧、県のレッドデータブックで絶滅危惧1類に分類されている。