和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年06月16日(水)

南高梅が高値に 出荷初日、不作だった昨年並み

出荷に向けてトラックに積み込まれる南高梅(28日、和歌山県みなべ町気佐藤で)
出荷に向けてトラックに積み込まれる南高梅(28日、和歌山県みなべ町気佐藤で)
 JA紀州(和歌山県)を通じて関東などの市場に出荷する南高梅の今季の市場価格は、27日初売りの3L秀品で10キロ当たり8100円(税込み)だった。不作で高値となった昨年の初日と同額で、農家ら関係者は「出だしは好調。今後も期待したい」と喜んでいる。

 26日に関東や中京、関西の主要市場に計29トンを出荷し、27日に初売りがあった。

 3L秀品の8100円は、過去10年間の最高値だった昨年の初日と同額。4L(8640円)、2L(7560円)、L(6264円)、M(5184円)も高値だった。

 JA紀州販売部は初日の高値について「昨年が不作で少なかっただけに、今年は市場からの引き合いが強い。消費者のニーズもあり、いい価格になったのではないか」という。昨年は後半にかけて価格が上がっていったが、今後については「安定した価格で推移することに期待したい」と話している。

 今季は一部で、ひょうの被害やかいよう病などの発生が確認されているが、全体には順調に育っており、JA紀州は今季の出荷量を前年の2倍ほどで平年並みの2500トンを見込んでいる。

 市場に出荷される実は初めは主に梅酒やジュース用で、6月中旬から徐々に梅干し加工用に替わっていく。上旬から中旬にかけてが出荷のピークで、7月上旬まで続く。