和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年08月25日(日)

「小学生との授業」

 週明けに出勤すると、机の上に白浜第二小学校の6年生11人からの便りが届けられていた。先日、同校で出前授業を担当し、地域のガイドブック作成について助言したことへのお礼の便りである▼「取材のポイントから写真を撮るときのことまで教えてもらいました。ガイドブックに興味を持ってもらえるための工夫も聞きました」「知らないことがいっぱいありました。教えてもらった書き方で、よいガイドブックが作れるといいです」▼「不思議に思ったことやどうしてだろうと思うことを聞いたり調べたりすることが大切。こんな面白い話があるよ、と他の人にも知ってもらいたいと思って書けば、いい記事になると知りました」「写真を撮るときは、自分が思っているより一歩前、半歩前に出て撮れば、いい写真が撮れるという話が参考になりました」▼こんな言葉が並ぶ11点の便りと、全員と並んで撮った記念写真を眺めながら、僕もこの授業を通じて小学生から多くのことを教わったと思った▼難しい言葉を使わなくてもよい。真剣に語り掛ければ、真剣に聞いてもらえる。真剣に聞いてもらえれば、たとえ短時間の話であっても、必ず心に残る言葉がある。その言葉が聞いた子にとっては、成長のきっかけになるといったことだ▼孫のような世代の子どもたちともこうした時間が持てるから授業は楽しい。教えに行った側が教えられ、感謝の気持ちでいっぱいだ。(石)