和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2022年01月20日(木)

南紀白浜空港にアライグマ 箱わな設置、1カ月で10匹捕獲

箱わなに掛かったアライグマ(南紀白浜空港で)
箱わなに掛かったアライグマ(南紀白浜空港で)
 南紀白浜空港(和歌山県白浜町)で、アライグマの捕獲が相次いでいる。箱わなを設けるようにしたところ、1カ月ほどで10匹が掛かった。運営する「南紀白浜エアポート」は「これほど多いとは」と驚いている。

 エアポート社では運用・保安グループが空港内の点検を担当。小動物の侵入がないかも確認しているが、敷地外との境に設けているフェンス下に数カ所、小動物が掘った形跡が見つかった。見つけ次第、石を詰めたり木材を敷いたりしてきたが「いたちごっこ」の状態だったため、箱わなを置くようにした。トウモロコシやサツマイモ、オレンジなどを餌にしている。

 設置を始めた5月下旬以降、2日までに10匹のアライグマを捕獲した。通り道となりそうな地点に3箱を置いているが、1箱に2匹入っている日も2度あった。北東側の飛行場外周道路沿いが多いという。捕獲したアライグマは町に引き取ってもらっている。

 担当の一人で県営時代から勤務するエアポート社シニア職員の森正之さん(72)は「朝に確認すると入っているので、夜間に掛かるのだろう。空港で働くようになって18年になるが、これだけ(アライグマが)出てくるのは初めて」と驚きつつ「動物が空港にいること自体が危ない。安全のためにも取り組みを続けないといけない」と話す。