和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年09月16日(月)

梅酢使いパスタやたこ焼き 活用法研究で試食会

梅酢を使った料理を前に意見交換をする会員(2日、和歌山県田辺市龍神村小家で)
梅酢を使った料理を前に意見交換をする会員(2日、和歌山県田辺市龍神村小家で)
 梅酢の活用方法について研究し、広く情報を発信しようと、和歌山県田辺市龍神村小家の映像作家、中島英介さん(36)の呼び掛けで集まった有志らが2日、小家にあるゲストハウスで、会員が試作した梅料理を食べたり意見を交換したりした。

 中島さんは映像制作を手掛ける「扇松屋龍神」の代表。東京のテレビ局のディレクターを務め、7年前に家族で龍神村に移住した。梅に関わる番組の制作で農家や飲食関係者らから話を聞くうちに、梅酢にさまざまな利用方法があることを教わった。

 梅酢は、梅を塩で漬けて梅干しにする過程で出るが、ほとんど廃棄されているのが現状。中島さんは「もったいない。もっと利用を増やす方法はないか」と思案し、活用方法を考えようと、梅酢を愛する人たちで3月に「世界梅酢協会」を立ち上げ、ニーズを増やす取り組みをすることにした。

 会員は中島さんの知り合い、さらにその知り合いと広がり、現在は国内外合わせて85人いる。梅農家、飲食経営者、料理人、ミュージシャン、主婦など職種はさまざま。アメリカ、スペイン、フランス、オーストラリアなど海外にも会員がいるという。

 この日は、会員の一人が経営するゲストハウス「小家御殿」に、県内在住の会員を中心に約20人が集まった。梅酢を使った焼き鳥、たこ焼き、パスタなどが並び、梅酢に水と砂糖を少し混ぜたものに鶏の胸肉を漬けて揚げた料理が人気だった。会員が試食して、梅酢の利用についてアイデアを出して交流を深めた。