和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年10月18日(金)

彩煙墨で七福神鮮やかに 堀池さんが個展

彩煙墨を使い七福神を描いた作品が並ぶ(4日、和歌山県田辺市湊で)
彩煙墨を使い七福神を描いた作品が並ぶ(4日、和歌山県田辺市湊で)
 墨職人で画家の堀池雅夫さん(67)=和歌山県田辺市文里1丁目=による個展「色々の墨と墨画展」が4日、田辺市湊のギャラリー寿苑で始まった。堀池さんが作る色の付いた墨「彩煙墨(さいえんぼく)」を用い、七福神を個性豊かに表現している。8日まで。

 墨を製造する工房紀州松煙(田辺市鮎川)の代表。40色のバリエーションがある彩煙墨の魅力を知ってもらおうと20年前から、自ら画家として活動。全国の百貨店の催事などで、絵の作品とともに彩煙墨を紹介している。

 会場では、和紙に描いた大小約40点を展示。墨ならではのにじみを生かして表現し、タイや龍、八咫烏(やたがらす)といった縁起の良いイラストやメッセージを添えている。

 彩煙墨は、別の色を上から重ねても混ざりにくいのが特徴。堀池さんは「自分の好きな七福神が遊んでいる様子を表現した。時代とともに墨は下火になってきたが、作品を通して魅力を知ってもらいたい」と話している。工房では絵の教室を開催している。

 個展の時間は午前10時~午後6時(8日は午後5時まで)。